昨季はプレーオフで圧倒的な力を見せつけ、初代Mリーグチャンピオンとなった赤坂ドリブンズ。
昨年王者は今年も絶大な力を見せつけて、連覇を成し遂げることができるのか?
赤坂ドリブンズの戦力分析を行っていきたいと思います。
契約更新選手(以下敬称略)
園田賢
鈴木たろう
村上淳
ドラフト指名選手
丸山奏子
戦力
A
戦力分析
昨季堂々の初代王者となったドリブンズ。
ファイナルでは圧巻のパフォーマンスで、他チームを寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけた。
戦力的には既に十分と言える陣容だが、新レギュレーション「男女混成義務化」により、ドラフトで女流プロの指名を義務付けられた。
そんな注目のドリブンズの指名は、丸山奏子という実績も知名度も低い若手女流プロだった。
越山監督は、この指名を数年後まで見据えた「育成」込みの指名と話している。
丸山は園田が見出した逸材という噂だが、トッププロクラスの実力があるとは考えにくい。
そういう意味では、今回の指名により単純な戦力としては去年と比べてダウンしたと言える。
しかし、昨季王者を勝ち取った3人のおじさん達は健在だ。
最低出場数のレギュレーションもないため、場合によっては丸山以外の3人で回すことも可能。
そう考えれば、丸山が原因でプレーオフ進出を逃す、というような事は起こりにくいだろう。
順当にいけば、プレーオフ、そしてその先のファイナルすら逃す事は考えにくい陣容だ。
それほど、3人のおじさん達の雀力はMリーガーの中でも高い。
そんな中でどの程度丸山の育成にも力を注げるか。
越山監督の采配にも注目だ。
キープレイヤー
3人のおじさんは全員エース級の力を持つ。
そんな中で一人キープレイヤーを挙げるとしたら・・・
私は「ゼウス」こと鈴木たろうを挙げたい。
昨季のプレーオフ、鈴木たろうの活躍はすさまじかった。
10試合に登場して稼いだポイントは339.2pt。
これまで数々のタイトルを獲得してきたゼウスが、勝負強さを見せつけた結果となった。
このプレーオフのように、ノッている時の鈴木たろうは手が付けられない。
攻撃的な打ち筋で、多少のリスクを怖がらず次々と大物手を繰り出す。
そのあまりの強さに、所属する日本プロ麻雀協会ではこのスタイルの人が大量発生するほどだ。
しかし、このスタイルは同時に脆さも合わせ持つ。
その強さ故にあまり負けない鈴木たろうだが、負ける時は「大きく」負ける。
昨季も開幕当初は波に乗れず、-150ptという負債を負った時期があった。
またRTDリーグ2017のセミファイナルでは、10半荘で-300ptという大敗を喫した。
つまり鈴木たろうは、大体勝つし勝つ時は大きいが、たまに負ける時は大きく負けるのだ。
その振れ幅は3人のおじさんの中でも最も大きいように思う。
鈴木たろうが実力通り活躍できれば、ドリブンズのプレーオフ進出は間違いないだろう。
しかし落とし穴にはまり、大きなマイナスを叩いてしまうような事があれば・・・
まさかのプレーオフ進出を逃す事もありえるかもしれない。
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