9月に開幕したMリーグ2019シーズン。
早くも折り返しを迎え、今週の対局が終わればウィンターブレイクに突入する。
上位と下位のポイント差も徐々につき始め、年明けからはセミファイナルボーダーである6位以内の席をめぐる戦いも激しくなると予想される。
そんな中、萩原聖人のインスタグラムが話題を呼んでいる。
12/17の投稿で、前日の試合について言及したものだ。
僅差のオーラスで、2着目から4着に落ちる放銃となってしまった局について語っている。
詳細については、ゆうせーさんの観戦記をぜひご覧いただきたい。
放銃となってしまった四萬切り、中の一鳴きせずについて考察されている。
ゆうせーさんの考察は非常に的を射ており、反論の余地もないためここでは特に言及しない。
私が言及したいのは、この萩原聖人のインスタの内容である。
ざっくり要約すれば、内容は3点だ。
②中を一鳴きしたかったのは、四暗刻でトップ逆転の目を見たかった。
③これからも同じ判断、行動をしていく。
私は天鳳民というクラスタに位置しているが、その中では珍しく萩原応援派だった。
(あまり公言していたわけではないが)
しかし今回、私は③の部分を見て物凄くがっかりした。
理由は簡単、今回の結果に対して全く反省していないからだ。
他のMリーガーはよく自身の打牌について言及している。
同じTEAM雷電の黒沢選手は、同日にトップを取った際のインタビューで、自身の打牌のミスに言及し反省していた。
人間なのだから、ミスはあるだろう。
反省してそのミスを減らせばいい。
そういった姿勢は非常に好感が持てる。
では、今回の萩原はどうだろう。
ゆうせーさんの観戦記でも触れられているが、①と②については判断ミスと言っていい。
そして、「その判断をこれからもしていく」と堂々と宣言しているのだ。
これは「これ以上麻雀は強くなりません宣言」としか思えない。
特に②の部分を反省していないのは気にかかる。
TEAM雷電は、ご存知の通り「面白い麻雀」がモットーだ。
私はこのフレーズが好きだからこそ、これまで萩原を応援していたと言ってもいい。
面白い麻雀は、他のゲームで言うところの「魅せプ(魅せるプレイ)」と言える。
魅せプは、効率を落とす事が多いので所謂エンジョイ勢が好むプレイだ。
しかし、その一方で本当の熟練者たちはあまり効率を落とさず、魅せるプレイをしながら勝つ。
このようなプレイヤーは初心者から上級者まで、誰がみても面白いだろう。
私はTEAM雷電はそれを目指しているチームだと思っていた。
この萩原のインスタを見るまでは。
この点棒状況・配牌から四暗刻を見て中を一鳴きしないのは、著しく効率を落として魅せプをする、という事だ。
つまり悪い言い方をすれば、
弱いけど魅せプするから応援してくれよな
と言っているのだ。
そして、これを許しているのは彼が萩原聖人であることだ。
ご存知の通り、彼は俳優という別の顔を持っている。
このため知名度は抜群で、人気もある。
さて、萩原のような魅せプを他のMリーガーはなぜしないのだろうか。
それは、結果を出さなくては首を切られてもおかしくない世界だからだ。
それだけ全員必死なのだ。
結果が出なければ明日はないかもしれない、弱肉強食の世界だ。
当然、最も結果が出やすいと信じた一打を繰り返す。
しかし、萩原にその危機感はない。
もしここで四暗刻あがってトップになったら俺かっけえ。
現実の非情な牌の並びと格闘するMリーガー達の中で、一人だけ夢を追い続ける。
それは本当にカッコイイ事なのだろうか。
役満という夢を見て、現実的な着順点を危険に晒す姿は、最高にダサイと思うのは私だけだろうか。
コメント
片側の面だけでは無く、逆説もあれば、なるほど!と思います。
萩原聖人だから甘えてる!確かに!
でも萩原聖人を他の麻雀プロと一緒の価値観で見るのならば、実力的に元から選ばれないかと。
では、なぜ萩原聖人が選ばれたのか?
藤田社長が一番望んでる事かなと。
麻雀のイメージを変える為に彼は
必要だったのかなと。
エンターテイメントの向上に萩原聖人が価値があると…岡田も芸能人でストイックではあるけど…キャラが中途半端でつまらない気がします。
ただの個人的意見です(^^)
ただインスタにコメントは…
逆に言い訳せず、黙って好き勝手やれば
いいのにとは思いました。
AGさん、ありがとうございます!
確かに、Mリーグはエンタメ的側面もあるので、萩原さんにはその部分を期待したいですね。
本当は麻雀の部分でも期待したかったのですが・・・(´・ω・`)
初めまして
ハギーの応援してるだけにガッカリしました
今後もこの選択ですか
前にインタビューをしっかりしてほしい
自分はいくつか時事ネタなど用意して対戦するという話をしていて
いや、プロならその後のインタビュー内容を考えるより対局の方が重要だろうと突っ込みました^^;
高宮プロの「自分の対局を見るのは、自分のカラオケ聞くみたいでとても恥ずかしい」
って言ってた話もちょっと意識ズレがあるかなと
プロなら恥ずかしくない麻雀を打つ為に研鑽を積む、それも全ての時間を費やして
何度も対局を見直す位に
とは思わないのだろうか
ちょっと高宮選手にも飛び火してしまいましたが、お二人とも好きなプレイヤーですので
向上心はプロを引退するまではいつもMAXで持っていて欲しいと思いました。
小豆畑まおさん、ありがとうございます!
ハギーの麻雀に対するプロ意識は、私も好きではないなと今回の件で思いました。
ぶれずに変えないところと、変化してより強くなるところをきちんと使い分けてほしいですよね!